◎たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい。・・・今日の格言(4)

◎たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい。

(カント:ドイツの哲学者)

 ドイツの哲学者イマヌエル・カントは、生涯、医者も驚くほどの多くの持病があった。ついに主治医はさじを投げた形でこう言った。「これだけいろいろな病気を持っているからには、いちいち病気を治すことを考えずに、それを克服して生きる力を神が与えて下さったことに感謝して生きて下さい。」その後カントは「純粋理性批判」や「道徳形而上学入門」などの不朽の業績を残した。そして、80歳で息を引きとる時、「私は生来病弱の身であったが、このようにいろんな病を身に持ちながら、哲学者として生涯を生きる勇気を与えて下さったことを神に感謝します。」と言った。たしかに「病と病気」は違う。病は身体の故障である。故障は本来の正常な働きが損なわれているのだから、、本来の正常な働きに戻すように治療することが先決である。それを“気”すなわち心まで病ましてはならないということ。

以上です。