「ヤジの応酬ー『特定秘密保護法』の廃止を求める意見書」にみる柏崎市議会の議員模様

「特定秘密の保護に関する法律」(秘密保護法)の廃止を求める意見書の採決は、激しいヤジの応酬のうちに裁決され、既報のように「賛成9:反対14」の、賛成少数で不採択となった。

ご承知のように、この法律は平成25年12月6日に成立して13日に公布され1年以内に施行されることが決まっている。それに対して反対している人達は、政府や行政側の恣意的な運用により、戦前の暗黒時代に逆戻りする危険性がある等との懸念を示し、施行阻止に動いている。

今回の意見書も、柏崎刈羽九条の会が提出した請願を受けて、市議会社会クラブ・みらい・共産党が提出したものである。

これに対して、無所属を含む他の会派が反対したことにより、結果は上記のとおり不採択となったものである。採決に当たっては1人の反対討論があり、それに対して提出者側から激しいヤジが飛ばされた。

そもそも議会では、緊迫した議案または賛否の接近した議案では、激しいヤジの応酬があることは珍しくないが、今回は採決結果からも明らかなように、賛否に開きがあったにもかかわらずの攻防は、提出者側の思いの大きさからくるものであろう。それと、この意見書が国レベルでの議論と、国民的関心事であること、さらには、思想信条の対立する法案に関するものであることも背景にあると申し上げたい。

もう一つの特徴は、原子力発電所の立地自治体として、長い間原発賛成・反対の対立を繰り返してきた経過と、その時々の世論に左右される議員の姿がある。そして「市長与党と野党」という動きだ。あえて申し上げれば、これ等3つの要素(左翼思想対右翼思想、反原発対親原発、市長与党対野党)が、夫々に入り組んでねじれていると申し上げて宜しいだろう。このような要因が現在の柏崎市議会が内包している姿であり、そのことが、議会を分かりにくくも、不安定にもしていると申し上げてよかろう。

市民各位におかれては、この辺のところを頭の隅におき、議会と議員の動きを注視していただければ幸いである。

<以上です。>