「一般質問骨子」ー(2)ー(柏崎市議会6月定例会議)ー

Ⅲ 「確かな学力の育成」の取り組みと課題について

世の中が発展し、高度化・専門家・多様化が進む中で、子供たちが一人の人間として社会人として、さらには国際人として逞しく生き抜いていくためには、基礎学力を定着させ、一定水準の教養を身につけることが大切であります。そのために「学校教育実践上の努力点」に謳っている、「将来を見据え、逞しく生き抜く子供を育てるために」として「確かな学力の育成」を据えていることは、誠に的確な視点だと思います。

そこで、これまでの本市の学校教育では、「確かな学力の育成」の点において如何なる成果が上がっているのか・・・? また、課題はどうか・・・? その取り組み、と今後の対策についてお伺いいたします。

また現在実施されている「全国学力テスト」に関し、本市教育委員会及び学校現場では、どのように向き合い、位置付けているのか・・・? そして、その評価や活用についてもお伺いいたします。

このことに関連して、秋田県では6年連続して全国トップクラスの成績を上げて注目されていることはご承知だと思います。その中でも抜きん出て高い成績を上げている学校が、「山の中の小規模校・東成瀬小学校」だということであります。そこにはそれなりの理由があるようにも思います。

東成瀬小学校で行った独自調査によりますと、「5年生の壁」が明らかになったそうであります。思春期に近づき周りの目が気になる年頃とも相まって、「授業についていけない」「学校がつまらない」等々の問題が出てきたいわゆる「5年生の壁」であります。いわゆる子供たちの成長過程における大きな転換期でもあります。この壁をどう乗り越えるのか・・・?

先日NHKテレビでこの取り組みが紹介されていましたが、決して「がり勉」「詰め込み」ではない、そこには、正に「逞しく生き抜く子供を育てるために・・・」を、実践する教育現場が、真剣に本気で取り組む「教師と子供たち」の姿があったように思いました。換言しますと子供達が自ら現状を直視し、話し合い、解決の道を探り、前へ踏み出すまで、根気強く導いていく様子が、ドキメントで描かれていました。「育つのは子供自身、教師は助言者」という実態を見たように思いました。そこから初めて、本物の「確かな学力」が身についてくる、というように思うのですが・・・?

この東成瀬村ですが、年間300人の視察があり、中には外国からも訪れるということであります。繰り返しますがそこには、テストで高得点を取るだけの特訓やテクニックとは違う「本物の教育の姿」が、あるように思われました。そして、そこには「確かな学力の育成」を標榜し、確実に実現するための大きなヒントがあると思いますがこのような事例や取り組みを参考にしながら、本市の取り組みについてお伺いいたします。

次に、全国学力・学習状況調査(いわゆる学力テスト)に関する賛否についてであります。

今年度から学校別成績(平均正答率)の公表が認められたことから、学力テストは「廃止すべきだ」「続けるべきだ」という議論がにぎやかになってきているようであります。

例えば、ある新聞に投書されていた意見を対比しますと、

<反対意見>

①  学校別成績が公表されると、学校間の過度な競争が起こり、序列化を招く。

②  小規模校では公表されれば個人の特定化につながり、子供たちの心を傷つけ、学校の荒廃を招く。

<賛成意見>

①  子供や日本の教育全体の将来にプラスになる。

②  スポーツや芸術分野では成績は公表され表彰もある。勉強だけ公表はダメと言うのはおかしい。

③  子供たちが勉強を頑張るよい機会になる。

このことについての教育委員会のご見解を伺います。

以上、明日へ続く。