「一般質問骨子」ー(4)最終回ー(柏崎市議会6月定例会議)ー

今回であらき彦一の「一般質問骨子」は全文(最終回)となる。実は今回の質問項目が当日の「トップ項目」であった。ところが、読者各位も御承知のように、この項目(増田リスト)は各方面に大きな波紋を広げ話題を集めたことから、他の議員がとり上げるであろうことは、当然のことながら予想していた。すると、案の定初日に取り上げた議員が1人だけいたのである。それを聞いていたところ、その質問内容は見事なくらい拙筆の質問と一致していた上に、答弁もそれに符合したものとなった。

そのようなことから、この項目は大幅に修正することとなり、結局、次の段落に掲載のように「それでは柏崎はどうするか…?」の一本に絞って聞くこととしたのである。

「この質問に関しましては、先日の質問と完全にかぶりました。質問の内容もほぼ同様でしたので、繰り返しは避けたいと思います。従いまして、答弁につきましても「増田リストをどのように受け止めているか」については、わかりましたし、『今後いかなる対策を考えているか」につきましても、一般論、概論はわかりましたので、答弁は結構です。そこでお伺いしますのは、「それなら柏崎はどうするか・・・? 』ということについてであります。」

ーーーーー以上です。ーーーーー

しかしながら、読者各位のサイドからすれば、質問内容が見えないことになるため、当初用意した「質問骨子」を、以下のとおり掲載することで、ご理解いただきたいと思う。それでは…、

Ⅰ 日本創生会議が公表した「増田リスト」を、どのように受け止め、今後いかなる対策を考えているかについて

先頃民間の日本創生会議(座長:増田寛也元総務相)が、全国の半数を「消滅可能性がある」として発表した「増田ショック」が広がっています。この増田論文が取り上げたのは、出産件数の95%を占める20歳~39歳の女性に注目し、2040年までに半減するとしていることであります。この人口減少問題については、各方面で取り上げられています。例えば国立社会保障・人口問題研究所による推計や、国土交通省の推計等が示されていますが、この度の増田リストは他のいずれにも増して、厳しく衝撃的な内容となっています。

この人口減少問題につきましては、2月定例会の一般質問でも取り上げ議論してきたところですが、この度の増田リストでは、柏崎市も若年女性人口が51.3%減少すると予想され、「消滅可能性都市」にリストアップされています。申し上げるまでもなく、本市の人口は漸減傾向にあります。近いところで対比してみましても平成17年の合併時の94,361人から今年(平成)5月の88,645人(△6.1%)に減少しています。人口問題は社会の基盤であり、行政の土台を支える基本的課題でもあります。重大なる問題意識を持って取り組まなくてはなりません。

その一方で、増田論文では「対策」も提言しています。その冒頭で述べているのは「人口急減は『待ったなし』の状態である」この問題に根拠なき『楽観論』で対応するのは危険である。一方『もはや打つ手がない』というような悲観論に立っても益はない。困難ではあるが解決する道は残されている。」としながら、

(1)ストップ少子化地方元気戦略

(2)国民の「希望出生率」を実現する。

(3)「人の流れ」を変え、「東京一極集中」に歯止めをかける。

(4)「長期ビジョンと総合戦略」の策定

(5)「総合戦略本部」「地方戦略協議会」の設置

等を示しています。

本市ではこのような具体的提言を如何に取り込み、活用していくのか、いかないのか対策・方向性についてうかがいます。

次に、ここで事例をひとつ紹介したいと思います。

ご承知の方も多いと思いますが、長野県下條村の場合であります。

◎頑張る地方応援プログラムを実行

① 平成2年より人口増対策に取り組む

② 若者定住促進策として村営住宅、分譲住宅の整備

③ 子育て支援施策としての中学校まで医療無料化

④ 健やかな青少年育成事業公園整備、延長保育、学童保育

⑤ 小さな村にはちょっと贅沢な図書館と文化センターの整備

⑥ その成果として3,900人だった人口が4,200人に、合計特殊出生率1.97人に

このような成果が出ているわけであります。

柏崎市がこの人口減少問題に対処していくためには、一般論では何も解決しません。特色と独自性を生かした、具体策こそが成果を導くことができると思います。答弁を求めます。

以上で「一般質問の骨子」を終わります。これに対する答弁は、追って掲載する予定です。