「前進できるかー柏崎の景気経済」ー検証・2月定例会議(柏崎市議会)

1 前へ進むかー柏崎の景気経済

桜の便りとともに日本国中が新年度に入った。ところで、今年度は「少しは前進できるだろうか???」……柏崎の景気・経済のことだ。

既報のように3月25日の2月議会最終日には、平成26年度予算が成立した。一般会計484億円(対前年比0.4%増)、企業会計・特別会計合わせて903億円(対前年比5.3%増)である。国ではアベノミクスが堅調な足取りを示しているので、地方自治体としてもそれに合わせて増額予算を組み、地域内の経済を刺激し、活力の増進を図りたいところだ。

2 財政運営の基本

これまで柏崎市では財政の逼迫を理由に、事業費を圧縮し減額予算を組んできた。その方針が良くも悪くも職員にも浸透し、陳情や要望をすると、二言目には「金がない」という言葉が返ってきていた。昨年(平成25年2月~3月)の予算議会においては、その直前(平成25年1月)に安倍政権が打ち出した「緊急経済対策」により、柏崎市に配分された14億円を、そのまま新年度(平成25年度)事業の中に吸収してしまい、景気対策として生かされなかった。そればかりか、「節約効果???」として浮いたお金は借金返済に回してしまった。つまり、景気対策に意識が向いていないのだ。これでは経済が上向き、景気が浮揚するはずがない。この点に関して、近隣市町村の多くは対前年比増額の「積極予算」を組んでいた。例えばお隣の長岡市ではこの時、「国の大型予算と一体化」と銘打ち、「切れ目のない経済対策を宣言」し、地域経済を下支えしてきた。これが財政政策の常道であろう。ところが柏崎市ではそれができなかった。いや、「しなかった」と申し上げたい。なぜならば我々は「口を酸っぱくしてそれを言ってきたのだ」から。いかなる台所事情があるとしても、「市政や財政運営の基本の基本を踏まえていない」と指摘したのが、昨年(平成25年2月定例会)における拙筆の討論であった。

3 平成26年度はどうか

それでは「今年はどうであったか???」……、やっと増額予算を組んできた。しかしながら、冒頭でお示ししたように、一般会計で0.4%増、企業・特別会計合わせた総額で5.3%増である。残念ながら不十分と申し上げたい。それでは、今年もまた駄目か……? ということだが、そうとばかりは言えない。それは中身だ。1つ例を挙げてみるとしよう。例えば「農林水産業費・商工費・土木費」の事業関連費では夫々、10.7%、3.7%、9.0%、の増額で、3項目合わせて7.5%の増額予算となっている。これまでの「逆行予算」がやっと「あるべき姿に近くなった」との思いがするのである。勿論、これだけで手放しで喜ぶ訳にはいかないが、「少しは前に向かって動くか」というスタイルにはなって来たような気がする。公共事業の槌音は、お金の循環も人の気持ちも後押しする効果がある。

<以上です。>