「柏崎は元気か?ー2」

「柏崎は元気か?ー2」

前回は、何故柏崎は元気がないかを、独断とやぶにらみで分析し解説した。今回は「如何にすれば元気になるか」について、同じく独断とやぶにらみで考えてみたい。

1 雨が降ったら傘を差しなさい

この言葉は、かの経営の神様「松下幸之助翁」が経営の要諦として残した訓えだ。つまり、「当たり前のことを当たり前にやりなさい」ということだ。例えば商売においては「顧客が求めるものを適正品質・適正価格で提供しなさい」。そして販売したならば、「確実に集金しなさい」ということである。この当たり前のことを当たり前に実行することが基本であり、その上に立って、創意工夫や技術革新を取り入れる。そうすることで、人も企業も社会も発展することができるというわけだ。

2 長岡市の場合

この教えを政治に当てはめれば「必要とされるところに必要な予算を配分しなさい」ということになる。そのわかりやすい例がアベノミクスの緊急経済対策(11億円)だ。(※前回掲載「政界やぶにらみ(17)ご参照」いただきたい。)

国がこの緊急経済対策を打ち出した意味は、今、景気が悪くて国民も企業も苦しんでいる。だから「緊急経済対策15ヶ月予算を組んで、経済を刺激し景気を回復させよう」というのがアベノミクスの狙いだ。だから、柏崎もこの国の政策に乗って経済対策を打てばいいのだ。お隣の長岡市はそれを生かした予算を組んだ。それが「国の大型予算と一体化」予算だ。これが、当たり前のことを当たり前にやるということだ。だから今後、長岡市はこれが生きてくるだろう。経済が元気になり、景気が浮揚してくるであろう。

3 柏崎市の場合

柏崎市の場合はどうか? それをしなかったのだ。前回と繰り返しになり恐縮だが、平成24年度緊急経済対策(11億円)を平成25年度予算の中に吸収して予算を組んでしまったのだ。具体的に見てみよう。数字が多くて恐縮だが、しばしご容赦いただきたい。経済刺激効果が大きい「土木費」を見ると、当初予算では61億2,900万円で対前年比7.0%の増額予算だが、その中身は47.6%の29億1,600万円が下水道会計への繰り出し金(会計間を移動するだけ)で、実質土木費は32億1,200万円となり、この金額は平成24年度より4億5,800万円少なく、対前年比で12.5%のマイナス予算となっている。つまり、当たり前のことを当たり前に実行していないのだ。これでは、景気対策にはならないし、柏崎は元気にならない。だから、長岡のように、このアベノミクスの精神を生かして、増額予算を組めばよかったということになる。ここに、柏崎を元気にする方法の一つがある。

このことは、平成25年度当初予算審議の中で、何回も指摘し提案もした。この「当たり前のことを実行」すれば、11億円が波及効果を呼び、20億円にも、それ以上にもなろうことをも強調した。

4 そしてどうなったか

ところが、この指摘と提案は届かなかった。そして平成25年度は、全体でもマイナス5.0%の減額予算でスタートして今日に至っているのだ。その結果がどうかは、7ヶ月余の経過した現時点ではまだ検証できない。だが、柏崎に元気が戻ってきそうな気配は感じられない。やはり、経済が元気にならなければ、まちも元気にならない。「経済なくして福祉なし」「経済なくして教育なし」である。今は、財務指数を改善するために、「借金返済」を優先している時ではない。景気を浮揚し経済を元気にすることこそ重要である。今年も来年度へ向けて、予算編成が始まっている。同じ轍を踏まないためにも、柏崎を元気にする方法はここにあることを声を大にして強調しておきたい。

YARPP
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