柏崎を元気にする方法―1

いつも「政界やぶにらみ」をご愛読いただきまして大変有難うございます。本シリーズでは、「柏崎市の元気度」について、やぶにらみしながら拙筆の独断と偏見で愚見を述べて来ましたが、今回からは「柏崎を元気にする方法」について考えてみたいと思いますので、引き続きご愛読いただければ幸甚であります。

1 疲弊・沈滞の景気経済

 ここまで、「政界やぶにらみ(17)~(20)」の4回に分けて、「柏崎の元気度」について考えてきた。甚だ稚拙ではあるが、多様な角度から分析・検討してみたが「元気がいい」との結論を導くことは困難であったこと。換言するならば、それだけ柏崎地域の景気・経済は沈滞・疲弊していると言わざるを得なかったこと。・・・等々について、主に行政の予算配分と国の政策の取り込み方について、具体的数値を示しながら述べてきた。(政界やぶにらみ(18)~(19)参照)

 さらに、最終回の「政界やぶにらみ(20)」では、総括の意味も含めて、平成25年度当初予算審議における「討論全文」を掲載した。読者各位におかれては、お手元に予算書がない状態での数値を並べた説明に、お解りずらかった点が少なくなかったと思われるが、ご容赦いただきたい。尚、ご不明の点等につきましては、何時でもお気軽に声をかけていただきたい。可能な限り誠意をもって対応させていただくつもりである。

2 政策の視点から

さて、本論に戻ろう。本稿では元気にする方法について、もうひとつの柱である「政策」の視点から考えてみたい。改めて申し上げるまでもないことだが、今日柏崎市が抱えている課題は大変多い。社会資本の整備・維持管理、から教育、福祉、産業振興等々広範多岐にわたり課題山積である。これらいずれも重要であり、行政はその責任において、これらの課題に正面から向き合い対策を講じなければならないが、そのすべてを一気に実行することは不可能である。そこで緊急性の高い課題から、優先順位をつけながら年次計画を立てて、一つひとつ実行することになる。ここで既にご賢察のように、「柏崎にはやらなければならない仕事は山ほどある」ということである。つまり、これを積極果敢に実行することで「柏崎は元気になる」と申し上げたいのである。

3 具体的課題の3点

さらにより分かりやすくするために、以下に具体的項目を3点取り上げてみたい。それは①道路・橋梁の老朽化対策②自然災害・原子力防災対策としての避難道路建設・施設・整備③建物・施設の耐震化対策である。これらはいずれもインフラ整備とその維持管理の部類に属するものだが、その事業規模は数百億円に達する。「柏崎を元気にする方法」としては、大変効果的であると申し上げたい。

4 待ったなしの老朽化対策

我が国は終戦後高度成長期にかけて建設整備してきたところの、道路・橋梁をはじめ社会資本の老朽化が表面化してきている。昨年12月2日に発生した「笹子トンネル天井板落下事故」(山梨県大月市笹子町中央自動車道上り線での惨事、死者9名、重軽症者2名)で読者諸兄姉も十分御承知のように、一度事故があると人命にもかかわる大惨事になることが予想される。とてもこのまま放置しておける問題ではない。早急な対策が必要である。このことは柏崎市も例外ではない。市当局では既に調査を進めているはずである。この課題をつぶさに拾い出し、対策を打つだけでもその事業規模は数十億円を必要とすることは、容易に予想することができる。

また身近な問題として一つ取り上げてみたい。それは道路や側溝の傷みである。市民各位も日常生活の中でお気づきのことと思うが、道路や側溝の老朽化・ひび割れ・陥没、更にはその補修後の劣化や凹凸・・・等々が、いたるところにみられる。危険度の高い陥没や穴あきについては、発見次第補修を手配しているものの、これで歩行者・自転車をはじめ交通弱者の危険度は解消されたとは言い難い。このような小規模の維持管理費用でも年間5億円では足りないということである。つまり、これら費用を積み上げることでも柏崎を元気にする経済対策になるということを申し上げたいわけである。

今回はここまで、柏崎を元気にする方法として「道路・橋梁の老朽化対策」のところまで触れて考えてみた。この続きは次回以降にさらに考えてみたい。

<次回に続く>