柏崎を元気にする方法―2

柏崎を元気にする方法として、前回は社会資本の老朽化対策と維持管理について話を進めてきた。今回は自然災害・原子力防災対策と避難道路建設について考えてみたい。近年、柏崎市では大雪・大雨・洪水・土砂崩れ・地震等々の自然災害に見舞われ続けている。このことは、温暖化による異常気象が関係していて、日本全国あるいは全世界的な問題でもあるが、看過できない極めて深刻かつ重要な課題である。それに加えて柏崎市は原子力発電所の立地自治体である。これらに対する対策・備えは、行政の大きな課題であるし、休むことなく続けなければならない。

1 避難道路建設と整備

その中の一つ、避難道路の建設一つを取り上げてみても、大変大がかりな事業であることは論をまたない。読者各位も御承知の通り、柏崎市の道路を概観すると、東西を結ぶ道路はそれなりに通っているが、南北を結ぶ道路は極めて貧弱だ。あってはならない事ではあるが、原子力発電所の事故を想定した場合、この南北道路からの避難が大変多くなることが容易に予想される。ところが、現在の道路では、たちどころに渋滞・麻痺をすることは間違いないであろうし、機能不全に陥ってしまう。この南北を結ぶ道路の新設整備はもちろん、東西に走る国道8号線・116号線・352号線の拡幅整備も必要である。重ねて強調するが、避難道路の整備は絶対に必要である。ということになると、これら工事にかかる費用は数百億円の規模になろう。この構想実現に向けて前へ進むことになれば、柏崎の元気に対する大いなる追い風になることは間違いなかろう。行政はその為に全力で取り組むべきである。

2 耐震化診断と補強工事

次に耐震化対策である。近年2回の大きな地震を経験した柏崎市としては、これもまた、待ったのきかない課題であるし、当然のことながら市民ニーズも高い。この点でも、耐震診断に要する費用だけでも5億円規模に達するという話も聞くわけだが、これに加えて、その工事を進めるということになれば、公民合わせると、これまた数百億円規模になることは間違いなかろう。東京都はオリンピック招致で大変な工事金額が取りざたされているが、柏崎市は目の前の課題解決だけでも数百億円の大規模工事が必要である。

3 腹を決めて取り組め!!

そこで提言だが、これらの工事を実施することである。腹を決めて取り組めばいいのである。そうすれば市内経済を刺激し、景気を浮揚することができる。その効果は想像以上に大きいはずだ。勿論、「財源はどうする?」ということである。それは後から触れる。ここではまず、「柏崎を元気にする方法はある」という点をご理解いただければありがたい。表現を変えれば、「目の前に横たわっている課題を実行するだけでも十二分に元気になれる」、と申し上げたい。それを、何年も前に発生したリーマンショックや、デフレ・円高・全国的景気の低迷等を理由にしていては政治の役割を果たしているとは言えない。他人のせい、外部要因を理由にしていてはならないと申し上げたい。外部要因の影響がないとは言わない。だが、柏崎市は自らの力で元気にならなければならない。また、それやるのが行政の責任であり、市長の責任だと強調して以下次項に譲ることにする。

<次回に続く>

YARPP