「議会にチエック機能なし!!」―注目議案の採決結果・柏崎市議会6月定例会議―

1 議会が同意

既報のように柏崎市議会6月定例会議は去る6月20日に最終日を迎え、提出された各議案の採決が行われた。全議案の採決結果は既に掲載済みなので、そちらをご参照いただくとして、ここでは注目議案「議第80号財産の取得について(除雪ドーザ(13㌧級)その2)」の結果を検証してみたい。

この議案が何故“注目議案”か……??? については、6月20日付け本欄で触れたので繰り返すことは避けたいと思う。 結論から申し上げると、採決の結果は「賛成22人、反対2人」の賛成多数で可決したのである。換言すれば、この購入契約は「適正である」として、議会が同意をしたことになる。冬の幹線道路の除雪を担当する、極めて重要な任務を担う「13㌧級除雪ドーザの購入先」として、メンテナンス能力もなく、代理店でも認定工場でもなく、伝票だけを捜査して入札参加し落札する、所謂「ブローカー業者」から購入する契約を、「適正として議会が同意した」のである。この議案と同様の議案は、ちょうど1年前の、やはり6月定例会議で提案され、大変厳しく、激しい議論の末「賛成13人、反対12人」の1票差でようやく可決成立した前例がある。

2 理解し難いポイント

何故今回このような結果になったのか……??? その理解し難いポイントを幾つか整理してみたい。
(1) この落札業者の実態は、昨年とほとんど変わっていない(変わった点は、本社登記が完了していること(昨年は営業所扱い)と、昨年落札した、同種13㌧級ドーザの納入実績が1件できたこと)、ということ。
(2) この業者には工場もなく、メンテナンス能力がなく、代理店でも認定工場でもなく、故障や事故、緊急事態での対応能力が心配されること。
(3) 昨年、数々の疑問点を挙げて反対した12名の議員中、今回賛成した10名の議員は何がどう変わったから賛成したというのか?
(4) 中でも、昨年反対討論に立った会派中、「大志民友」「共産党」「公明党」は揃って賛成しているのは何故か?
(5) さらには、昨年は反対運動を主導した某宗教団体政党の議員は手の平を返したように、委員会でも賛成し、反対質疑に対しても批判的ヤジを発している。この豹変振りは何を意味しているのか?
(6) また、昨年は委員会採決で「賛否同数」になり、「委員長決済で否決」し「認められない」と言い切っていた「総務委員長が賛成している」ことは、どういう理由があるのか?
等々、全く理解することができないのである。

3 議会のチエック機能は何処へ行った

先(6/20)に「注目議案の行方は?」として掲載した中で、「柏崎市議会の真の姿が見えるかもしれない」と申し上げたが、それがこのような結果で表れてしまった。誠に残念で由々しいことであるが、これが現在の柏崎市議会の姿である。市民各位には、ここのところをよく見ていただきたい。その上で、今回のこの購入契約が、「市民と柏崎市の利益に適っているか否か」ご判断を頂きたいのである。

尚、読者各位のご理解を助ける為に、本ポータルに掲載済みの、以下の記事を参照していただければ幸いである。
◎「注目議案の討論、平成26年6月20日のもの」(平成26年6月20日掲載)
◎「注目議案・最終日(6/20)採決の行方」(平成26年6月20日掲載)
◎「注目議案の討論、平成25年6月18日のもの」(平成26年6月21日掲載)
◎「動画で見ると討論がよくわかる」(平成25年8月27日掲載)

以上です。