「議会は機能しているか……?(その1)」ー検証・2月議会(柏崎市議会)

「議会は機能していないではないか」・・・これは読者から寄せられた厳しい意見だ。市職員不祥事(盗撮事件)に対しての声である。この事件に関して市長が下した処分が「甘すぎる」し、それに対して議会の対応も「生ぬるい」というものだ。これまでも再三述べてきたが、市長の甘すぎる処分についての「疑問の声」は、寄せられた総ての声に共通しているし、市民感覚として良く理解できる。しかしながら、この決定が覆ることはなかろう。その理由はこれまでも述べているので、過去の関連記事をご参照いただきたい。

それでは「議会は機能しているのか・・・?」について、申し上げたい。残念ながら、このご指摘に対して、正面から反論できない。何故か? それは誠に面目ないが「その通りだ」からだ。どうしてか? いくつかの理由がある。そのもっとも大きな要因の第一が以下のことだ。

1 「市長を守る」議員が過半数

まず第一は「市長を守る」という議員が多数を占めているからだ。現在26名の議員の中で、14人~15人は市長派だ。(採決時には議長が外れるから、13人で過半数となる。因みに先の市長選挙では16人が現市長についた。)議会は多数決の世界だ。多数が勝つ。

つまり、議会としてこのような事件について“取り上げない”という方向に力が働くのだ。だから、(これまでも、弊ポータルではその都度掲載してきたが)議会の場で、一部の議員が取り上げようとしても、議会全体の動きにはならないのだ。このことは、これまで①「職員不祥事に関する本日のやり取り」(2月20日掲載)②「職員不祥事・その後、総務常任委員会」(2月25日掲載)③「市民は怒っている」政界やぶにらみ(33)、(3月4日掲載)④「市長への手紙と回答」(3月18日掲載)と、お知らせしてきているので、ご参照いただきたい。

例えば、一部の議員がこの問題を取り上げ質問すると、「市長を守る」という議員から、ヤジが飛びだす。「もうやめろ」「いつも足を引っ張る」「警察の仕事だろう」等々である。勿論、ヤジにひるむ訳ではないが、この動きが結果的に議論を終わらせる方向に誘導することになる。

では、何故市長派議員はこのような行動をとるのであろうか??? 申し上げるまでもなく、市長にとって不利になるからだ。職員の任免権者である市長は、不祥事が発生すると市政運営と職員管理の点で責任を問われ、「市長の評価や人気の点でマイナスに作用する」のだ。だから、できるだけ「穏便のうちに早く処理してしまいたい」という行動をとりやすいのである。それを取り上げて「追求する者」は、誠にもって「不都合な存在」なのである。[以上文責:荒城彦一(柏崎市議会議員)]

<次回に続く>