「議会は機能しているか……?(その3)」ー検証・2月議会(柏崎市議会)

これまで、「議会は機能しているか…???」について、2回に分けて論じてきた。今回は(その3)として、市長の言動について考えてみたい。

3 市長の言動

今回は市長の言動について触れてみたい。 毎年、2月定例会議では新年度予算について審議する。そして、最終日に予算が可決すると、市長が賛成した議員に各会派の部屋を訪問して、お礼を言うのが恒例になっている。今年も市長が副市長を伴って回って来た。以下はその顛末である。

○ 「コンコン」:ドアをノックする音。

○ 「どうぞ」と迎え入れ、「お疲れ様でした」とこちらから「労い」を言う。

それには答えず、いきなり ―(以下、市長の言葉そのまま)―

○ 「言っておくけど、私はまだ10年たっていませんからね」・・・・「それは失礼しました」

○ 「失礼しましたじゃないよ」

○ 「数字も違っているし、何で10年なんだ」

○ 「(あの討論は)何らかの意図を持って言っている」

○ 「あのトーンは、いずれジックリ検証する」

○ 「今ここで議論している暇はない・・・・・。」

以上言い残し、たいそうご立腹のご様子で、部屋を出てお行きになられたのである。

当方としては、「アレッ、お礼の挨拶じゃなかったの・・・???」「国会なら握手の一つもするところなのに・・・???」

―・―・―・―・―・―・―

既報(職員不祥事・盗撮事件に関する討論全文<討論その2>3月27日掲載)のように、私は2月議会最終日の討論でこの件を取りあげ、過去10年分とその前10年に発生した懲戒処分件数を対比して、増加しているという主旨の指摘をした。そのことが大層お気に召さなかったようだ。そこで上記のような「お叱りをいただいた」訳だが、これに関する良否を含めたご判断は賢明なる読者各位のご判断にお任せしたい。

ただ、以下には少しばかり拙筆の所感を記してみたいと思うので、ご笑覧をいただければ幸いである。

(1)まず、第一は議会という公の場での議論に対して、場外で感情的抗議をすることの是非である。市長は議員の討論に対して謙虚で真摯に耳を傾けるべきである。その上で、その後の市政運営に反映することが大事であろう。それが市長の立場であり役割である。勿論、議員も議員の立場で討論もし、意見も述べている。それが議員そして議会の立場であり役割でもある。

(2)次に辛口意見にも反発するのではなく耳を傾けねばなるまい。それが市長たるものの「度量であり器」であろう。勿論、間違いを正すことや反論をするなと言うのではない。もしも、議員の指摘に異議があるなら、堂々と議会の場で、市民に見えるところで反論すればいい。当方としても、間違いがあれば訂正もするし、お詫びもする。市長の方から場外乱闘を仕掛けるなど論外だし、捨て台詞を残して去るなどは、市長の取るべき態度ではない。

(3)もしも、このようなことが他所でも行われているとしたら、由々しきことである。(聞くところによると、過去にも長岡駅で出会った某議員氏に、追いかけてきて抗議したことがあるそうだが???)私は議員の責務として、必要があれば、市長に対しても「指摘も叱責もする」が、議員の中には対立を恐れて「発言を控える御仁」も出て来るであろう。ましてや職員となれば「イエスマン」しか近づかなくなるであろうことは容易に想像できる。それでは健全な姿とは言えない。

そして、以上諸々のことは決して市民の為にも柏崎市の為にもならないと申し上げておきたい。このことを聞いたあるベテラン議員氏は「前代未聞だの……???」とため息をついていた姿が、印象的ではあった。[以上文責:荒城彦一(柏崎市議会議員)]

<次回に続く。>