「議員定数の削減」は成るか……???(2)ー柏崎市議会ー 

1 代表者会議では「削減せず」と決定

柏崎市議会では、去る5月21日に会派代表者会議を開催した。議題は ①議員定数について、②議員報酬につて、の2件であった。このうち議員定数の削減については、全8会派中2会派から夫々1人~2人削減案が出されたものの、他の会派は削減に対して消極的又は反対の意向が示され、大勢としては「削減せず」の意向が強かった。これを受けて、議長は「定数削減については、今後代表者会議で取り扱うことはない」と宣言したということである。以上のことは一部地元紙でも報じられたので御承知の向きも多いと思う。このことから、一般の受け止め方の多くは「柏崎市議会では議員定数の削減はしないことで決定した」と認識されているようである。

2 まだまだ分からない

しかしながらこれについてはまだ分からない。換言するならば、「議員定数削減は100%なくなった」と断言することはできない。何故ならば、まだ「議員発案(※)」という方法が残されているからである。

申し上げるまでもなく、会派代表者会議は議会運営等に関して協議する、大切な議論の場であるが、最終決定にはならない。議会における最終決定は、あくまでも「本会議における議決」であって、それを上回る決定の場はない。つまり委員会、会派代表者会議や協議会等における決定は、参考や考慮することにはなっても、最終決定ということにはならないということである。従って柏崎市議会においても、これまでに委員会や他の会議で決定した議題が、本会議で覆った事は何回もある。という訳で、前回(政界やぶにらみ(45)5月21日掲載)も述べたように、市民各位の関心の高さや意向もあるし、それを踏まえた議員の行動や思惑もある。さらには、少々視野を広げると、他議会の動きや国民世論の声なども影響してくる。

以上のように、この定数削減に対する動きはまだまだ「予断を許さない」ということであり、今後しばらくは「要ご注目」と申し上げておきたい。

※「議員発案」⇒地方自治法第112号では、議員が議会に議案を提出する権利を認めている。これが議員発案である。提出にあたっては、「議員定数の12分の1以上の賛成がなければならない」としているので、柏崎市議会の場合は3人以上ということになる。

<追記> 尚、会派代表者会議におけるもう一つの議題(議員報酬について)は稿を改めて考えてみたい。

以上です。