おかしいぞ反原発団体???

今回は、政界やぶにらみ(5)でお知らせした、柏崎・刈羽原子力発電所のフィルターベント設置の事前了解に対する、その後の動きについて、寄せられた声や報道を交えながら、考えてみたい。

(1)撤回の申し入れはパフォーマンスか???

8月19日原発反対地元三団体が、柏崎市長に対して「事前了解の撤回」を申し入れた。市長はこれを拒否した。

当然の事ながら、マスコミはこのことを一斉に報道した。テレビは勿論、新聞も写真入で大きく報じている。そのうち、8月20日の柏崎日報によると、“三団体は今月7日、市民団体「原発からいのちとふるさとを守る会」とともに、了解撤回を文書で市・村に申し入れていた。”と書いている。

これだけ見れば、この度の事前了解に関して反原発団体は、間髪を入れず行動を起こし、事前了解に抵抗し、反対運動を展開しているかのように思われる。・・・いつもこうだ。

ところが、事実は違っている。当ポータルの読者はだまされない。

(2)沈黙を貫いていたのは誰か?

つまり、政界やぶにらみ(5)でご紹介したように、事前了解前8月5日の市議会会派代表者会議の席で、「沈黙を貫いていたのは誰か?」 三団体共同代表と反原発会派代表は同一人物ではないか。勿論、代表だけではない。夫々の会派にも団体にも構成員がいて、同一行動を採っている。・・・ここのところが極めて重要である。

(3)「市民をあざむいている」の声

最も強く反対表明をし、体を張って阻止しなければならない場面では沈黙を貫き、2週間も経過してから、多くのマスコミに知らせて撤回を申し入れる。マスコミは大々的に報道する。会派代表者会議での実態は知らされないままに・・・。 当然市長が拒否することは折込済みであろう。「市長とは裏で話ができている」という声さえある。これに対して彼らは如何に弁明するのか? 一般市民は、これら一連の「行動の裏」を知らなければ、報道された部分だけ見ていると、だまされてしまう。

これがパフォーマンスでなくて、何であろうか?

「市民をあざむいている」との声が寄せられているが、至極当然である。

(4)ある医師の憤り

その一方で、8月8日の柏崎日報「響」欄に市内の開業医からの投書が掲載された。その中で「市長了解に憤り」と題して、「市長は再稼動につながるフィルターベント設備の事前了解を与えた。私は舵取りの難しいまちでの市政を、陰ながら支持してきた。しかし、今回の前のめりになったような市長の決定に強い憤りを覚えている。」と述べ、「一縷の望みだったのに見放された思いである。」と結んでいる。・・・これなら解る!!原発反対を唱える人の立場からすれば、これが真っ当な意見であろう。(因みに、拙筆の知る限りこの医師は、人望があり患者や医師仲間からも尊敬を集めていると聞く。)

ところが、前述した原発反対地元三団体の行動は明らかにおかしい。

市民各位が厳しい目で本質を見極めて頂くことが肝要ではなかろうか。