なぜ会派が多い?(柏崎市議会-2)

◎ 会派が多い柏崎市議会を斬る!!

前回は会派の多い理由を「新人議員の行動」から分析してみた。今回は議会運営の点から考えてみたい。1 議会運営のあり方

(1) 議会運営委員会による要因

もう一つの要因は議会運営のあり方に見ることができよう。

全国何処の自治体議会にも「議会運営委員会(以下、議運という)」が設置されている。(※議運とは議会の適性かつ円滑な運営を図るために設けられた委員会)この議運は議会運営上極めて重要な役割を担った委員会で、議運がなければ議会審議ができないといっても過言ではない。

柏崎市議会では議運の委員は各会派から1人選出されている。つまり、会派に所属する議員数に関係なく1会派1人である。換言すれば5人の会派でも2人の会派でも1人である。ここに会派多数化の要因があると思われる。

因みに現在の議会運営委員会委員は以下のとおりである。

◎委員長:持田繁義(共産党)、副委員長:与口善之(大志民友)、委員:斎木裕司、委員:笠原晴彦(社会クラブ)、委員:加藤武男(自治研究会)、委員:飯塚寿之(柏崎のみらい)、委員:荒城彦一(整風会)、委員:真貝維義(公明党)、以上合計8人 (※ 尚、無会派は委員を出すことができない。)

(2) 議運は多数決ではないが???

物事を決定するに、意見が分かれたり対立したりした場合には、最後は「多数決」によることになるが、柏崎市議会の議運では多数決を採らず「全会一致」を建前としている。その理由については、後日触れることもあろうが、「議会の適性かつ円滑な運営」というところにありそうな気がする。

多数決ではないが、議論の過程では「多数意見」が優勢になることが多い。これはある意味では当然のことだ。ところが、ここで問題が浮き上がってくる。つまり、6人の会派でも2人の会派でも委員は1人ということになると、6人を2人ずつに分けて3会派にすれば議運の委員を3人送り込めることになる。

(3) 議運に多くの委員を送り込める???

これが総てとは言えないが、もともと思想・信条も近く政治行動も同じくすることが多い議員が、1つの会派に結集することなく分散していても、政治活動や行動は一緒にできることが多い。ところが、分散することによって議運に複数の委員を送り込めるので有利になる。現在ではこのような例を「社会クラブと柏崎のみらい」或いは「市民クラブと自治研究会」に見ることができる。つまり議運で多数を占めることによって、議会運営全体(議会審議や採決)を有利に運ぶことができる、という考え方である。読者各位におかれては、この辺の処をご注目いただけたら幸いである。

以上、議運のあり方に起因する会派多数化に迫ってきたが、今回はここまでにして、この先は来週の火曜日「政界やぶにらみ(13)」に譲ることにする。尚、この度も読者各位のご理解の一助とするために、以下に党派別議員名簿を掲載した。ご参考にしていただければ幸いである。

2 柏崎市議会党派別議員名簿

柏崎市議会議員名簿(平成25年7月1日現在)
議席No 氏   名 会  派 政 党
1 斎木 裕司 市民クラブ 自民
2 片山 賢一 市民クラブ
3 笠原 晴彦 社会クラブ
4 若井 洋一 社会クラブ 社民
5 山本 博文 大 志 民 友
6 与口 善之 大 志 民 友 自民
7 星野 正仁 大 志 民 友
8 霜田  彰 市民クラブ
9 春川 敏浩 市民クラブ
10 宮崎 孝司 共産党議員団 共産
11 持田 繁義 共産党議員団 共産
12 加藤 武男 自治研究会 自民
13 砂塚 定広 自治研究会
14 村田 幸多朗 自治研究会 自民
15 高橋 新一 社会クラブ 社民
16 矢部 忠夫 社会クラブ
17 池田 千賀子 柏崎のみらい
18 飯塚 寿之 柏崎のみらい 社民
19 佐藤 敏彦 柏崎のみらい
20 荒城 彦一 整 風 会 自民
21 三井田 孝欧 自民
22 丸山 敏彦 整 風 会 自民
23 相澤 宗一 大 志 民 友
24 佐藤 和典 大 志 民 友 民主
25 若井 恵子 公 明 党 公明
26 真貝 維義 公 明 党 公明