三たび定数削減論議を斬る(その2)

前回に引き続き「議員定数削減(柏崎市議会)」の動きについて診てみたい。

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1、反対の動き

議案が提出されたことを受けて、これに反対する議員の間で動きが出てきた。御承知かと思うが、柏崎市議会では議員の立場は「市長派と反市長派」に分けられるということである。勿論、厳密な意味で一人ひとりの議員のスタンスをみると、この限りではないが、ザックリと分けるとそのようになるらしい。既述のように共産党の2人は最初から反対の意思表示をしているが、その他に反対の動きは、いわゆる「市長派」の議員が中心になっているのである。

流れている情報によると①削減案を否決する。②継続審査(採決しないで先送りすること)にする。という2つの案の中で議論が進んでいたそうである。その話し合いの中でも、「明確に反対」の議員、「決め兼ねている」議員と様々のようだ。ところが、結論は「否決する」ことで、固まったとか。何故か???

2、「自分は削減に賛成だが、採決では反対する」という議員行動

さてここで、大切なことは市民がどのように考えているかということだ。25人の議員が「市民世論の声」をどう受け止めているかといえば、「削減賛成の声が多い」と捉えている議員が多いようだ。それなら、削減案に「賛成多数」で可決成立しそうなものだが、必ずしもそうはならない。それが、今の柏崎市議会の摩訶不思議なところである。

ここで、また1例を挙げてみよう。市民・有権者にとって解りずらいことは、「自分は削減に賛成だが、採決では反対する」という議員がいるということだ。つまり、態度を決め兼ねている議員は「自分は削減には賛成である」しかしながら、「市長派には加わっていたい」という相反する選択の中で、決断をせまられることになるのだ。

以上のような葛藤のなかで結局は「市長与党の求心力」が勝って反対派に回る。そこには、市民の声も自分の主張も信念も何もないことになる。あるのはただ1つ、「どちらに付けば自分にとって有利か???」だけということになる。

3、採決結果を予想すると

勿論、議員の賛否行動を決める理由は、これだけが総てではない。しかしながら、多くの疑問を禁じ得ないことも少なくないのである。また、議員の名誉のためにも付言しておくことをお許しいただくならば、自らの主張と市民の代弁の立場に立って、信念を貫いている議員もいることもまた事実であると申し上げておきたい。そこで、採決の行方だが、「否決」される可能性が色濃くなってきている。何故か??? 答えは簡単である。反対派(市長派)の方が数が多いからである。繰り返すが、そこには「自分の意思は賛成だが、市長派にいたいから反対する」という議員がいるからである。申し上げるまでもないことだが、現在25人の市議がそれぞれ自分の意思で「賛否行動」を決めている。そこにはこれまで申し上げたように、様々な理由があり判断・結論がある。そして、その議員一人ひとりは市民から選ばれて議席を得ている。各々の議員行動が「是か非か」或いは「議員に相応しいか」を判断するのは、市民有権者であることを、今改めて噛み締めていただきたいと言ったら、僭越すぎる打あろうか。