◎それでも小売業販売額は伸びている=「小売業経営の課題と対策」=産業建設常任委員会<問題提起論文より②>

「地方都市における小売業経営の課題と対策②」

(2)それでも小売業販売額は伸びている

 それでは、地方都市では小売業は成り立たないのか?と言えば、決してそんなことはない。人間が生活する以上消費はするし、購買行動はなくならない。それが証拠に市内総生産の小売販売額をみると、直近の5年対比で16.2%伸びていることが解る。つまり小売販売額は年2~3%伸びているのである。人口減少や企業・事業所の閉鎖・撤退にも関わらず・・・である。

 それでは、この現実をどのように捉え、分析・解釈すればいいのか?である。私は業界の2極化と企業間格差が顕著になっていると考える。つまり、外部資本と地元個店との間と、変化対応への成否の間に生じている2極化と企業間格差が拡大し、その結果が経営の成果・実績として表れてきていると思っている。

 外部資本による出店は、例えばCVSGMSSC等々順調な経営展開をして成長しているようである。外部資本と地元個店とを区分対比するデータがない為に数値の確認はできないが、外から窺う勢いや賑わいから推測することはできる。

 もう一歩踏み込んで推理すると、外部資本は2桁成長し、地元個店はマイナス成長をしている可能性もあるのではなかろうか? 少なくても日頃地元個店の店主と接したり、耳に入る話では「売り上げが40%落ちた」とか「何時店仕舞いするか常に考えている」と言う様な暗い話が圧倒的に多いことからも、想像できるのである。

<以下次回>

<説明>

※前回から引き続き、産業建設常任委員会を中心に提案してきた、「緊急経済対策」に関する活動内容を数回に分けて掲載します。以下は、その提案理由の中から一部を抜粋した導入部分です。

◎これまで長い間、柏崎の経済が低迷し、元気がないと言われ続けてきたが、私はこのことの重大性を取り上げ、対策の必要性を訴え続けてきました。ところが、この私の心配と危機感が現実の問題となって表面化してきたのです。それが昨年後半からの個店の閉店や撤退であります。

私は産業建設常任委員会に所属(H27.5~H29.6)し、委員長として対策・対応に奔走してきましたが、ようやく本年4月19日臨時議会において「緊急経済対策(スタンプラリー実施計画案)予算3,000万円」が可決成立し、6月10日よりスタートしました。

そこでここでは、それに関する記事を何回かに分けて紹介することとしました。

まず最初は「小売業経営の課題と対策」と題し、主に地方都市に焦点を当てた小論文です。この論文は議会に対して問題意識を提起するとともに、「緊急経済対策を協議」する、検討資料としたものであります。

それでは、拙い文書で恐縮ですが、以下6回シリーズにて掲載しますので、ご高覧いただければ幸いであります。

以上