柏崎を元気にする方法ー10

今回は前回に引き続き「柏崎におけるコンパクトシティ」について考えてみたい。

1 車弱者への対策

コンパクトシティ構想の精神や狙いを柏崎に照らして考えてみると、柏崎市が抱える今日的課題にピッタリであると同時に、将来的課題にも対応すること が出来る。いくつかのケースを具体的に検討してみたい。まず、自動車社会がもたらす弊害についてはどうか。このことで、最初に挙がるのが「車弱者」の問題 である。車弱者と言えば、車の運転が出来ない人だ。高齢者・若年者・障害者・病気の人等々だ。これ等の人々の中には、同時に生活面でも「補助・支援」が必 要な人が少なくない。その点、コンパクトシティによるまちづくりが実現すれば、都市機能の集積が進み、「車を使わない日常生活」が可能になる。特別な場合 は別として、「車弱者が生活しやすいまち」ができることになる。そうすれば、駐車場の問題も軽減されるであろうし、大きな視点からは、省エネやCO2の問 題についてもプラスに作用することになる。勿論、少子高齢化時代にも対応していることになる。つまり、自動車社会がもたらす弊害解決が可能になるのであ る。

2 都市機能の郊外拡散対策

ご承知のように我が国の地方都市では、都市機能が郊外に拡散してきている。医療・福祉・教育・文化・スポーツ・買い物・娯楽・サービス等々の公共施 設や民間施設だ。勿論、柏崎も同様である。中には工場が団地へ集団で移転するような例もあるが、これらは別の利点と狙い・効果があることで、一緒に語るこ とはできない。その他の多くの場合は自然発生的な移転・立地が進められた結果、都市機能の郊外化が進んだと言ってよかろう。このように都市機能の郊外拡散 が進むと、徒歩や自転車では時間がかかったり危険が伴ったりすることも発生し、効率も悪くなる。ところが、コンパクトシティにすることで、これらの課題も かなりの部分が解決することになる。

以上のように今回は2点について考えてきたが、コンパクトシティ化することの効果はずいぶん大きいのである。次回はこのほかの点についても考えてみたい。

<次回に続く>