柏崎を元気にする方法ー11

今回も引き続きコンパクトシティについて考えてみたい。

1 無秩序な開発対策

それでは、無秩序な開発についての対策はどうであろうか。申し上げるまでもないことだが、我が国は民主々義国家であると同時に、自由主義・資本主義 経済体制でもある。であることから私有財産を認め、個人の権利が保障されている。このようなことも関連して、開発行為には権利利益の調整や権利主体者の意 思、そしてその時々の当事者の都合が大きく影響することになる。このようなことから、描いた計画通りに開発行為が進まず、見切り発車したり櫛の歯が欠けた 様になったりする。結果として、往々にして無秩序な開発になってしまうのである。そこに問題が生じるのだ。さて、それならばどうする、ということだ。例え ば「社会体制も権利の保障も現在のままであったなら、そこのところは変わらないであろう」と言われれば、「その通りである」と答えざるを得まい。ところが 拙筆に言わせると、「そこにはビジョンがなかった」から、あるいは「将来展望が示せなかったから」だ、と申し上げたい。コンパクトシティ構想を明確化し、 まちづくりの方向性を提示し、住みやすくて生活しやすく、経済性も効率性も高まることを周知し、根気よく理解を求め協力を求めれば、現在よりも良くなる。 前進すると思う。それこそ市民参加のまちづくりである。その為には行政はもっともっと汗を流さなければならないし、知恵も出さなければならない。その他の 関係者も同じだ。その上で、無秩序な開発から計画的な開発に移行していかなければならない。

2 公共事業の効率化対策

続いて公共事業の非効率を解決する対策だ。例えば、道路・上下水道等の建設及び維持管理だ。分かり易いところで、国が構想している内容をみると、中 心部を「都市機能誘導区域」として、鉄道やバスターミナルを中心に「半径数百メートル」程度の範囲を考えているようだ。こうなると道路も上下水道も距離が 短くて済む。短ければ投資額も少なくて済むし、効率も良くなる。当然維持管理もしやすくなるし、費用も軽減されることになる。自ずと財政的にも助かること になる・・・、ということだ。

以上、柏崎を元気にする方法・手段として、コンパクトシティ構想の導入を考えてきた。総括的に申し上げると、人口減がさらに進み都市機能が拡散した ままでは、医療や教育・買い物などの機能が維持できなくなる恐れが大きい。それに対処する方法としてのコンパクトシティ構想である。これが進めば、郊外に 拡散した機能が中心部へ回帰する動きも出てこよう。柏崎のような小規模な地方都市にとり、ピッタシの方法と申し上げたい。

その一方で、「周辺部はどうする」という声も当然出てくるであろう。それについても「対策はある」と申し上げたい。結論から簡潔に言うならば、「拠 点々々に核をつくる」のだ。そうすることで、柏崎市という自治体のバランスと個性・特色を考えたまちづくりができると申し上げたい。尚、この点についての 議論は別の機会に譲ることとしたい。

以上、柏崎市がこれを実施しない手はない。すぐにも始めなければならない。そして、柏崎を元気にしなければならない。