討論と議案審査の流れ

1 討論という重要な仕事

議会における議員の仕事にはいろいろあるが、中でも重要な仕事の一つとして「討論」がある。この討論の場は2種類あり、一つは委員会の場でもう一つは最終日の本会議の場だ。

いずれも提出された議案を審査した後、各議員一人ひとりがその議案について「賛成か反対か」、さらには「何故賛成するのか或いは反対するのか」を理由を明らかにして態度を表明することである。

もとより議員の言動はその一つひとつが「判断・決断の連続」である。これから逃げたり、曖昧な態度をとるようなら議員の責務は果たせないし、市民各位からは厳しくチエックしていただく必要がある。

さらに、討論はその議員自らの考え方や主張の表明だけではなく、それを聞いている人(市民や同僚議員及び当局関係者等)に対して、考え方の参考や判断の材料に供するという意味もあり、その点でも重要な行為である。

2 議案審査の流れ
ここで、今後の話を分かり易くする為に、柏崎市議会における議案審査の流れについて述べておきたい。

議会が召集され本会議が開会すると、以下次のような流れになる。

(1)本会議開会:議案説明及び質疑。その会議に上程される議案の提案理由とその説明があり、それに対する質疑がある。

(2)委員会付託:各議案を更に詳しく審査する為に、一つひとつの議案毎に各所管委員会に付託する。
※ 因みに、柏崎市議会では①総務常任委員会、②文教厚生常任委員会、③産業建設常任委員会の3委員会が設置されている。(全議員26名が何れかの委員会に所属している。)

(3)委員会審査:各委員会で付託された議案1件々々について詳細な審査及び議論をする。

(4)討論:審査が終わると議員間討議 → 討論 → 採決、と進み委員会としての結論が出る。(ここでの討論が1つ目の委員会での討論である。)

(5)本会議(最終日):各委員会に付託された個々の議案について委員長報告があり、それから採決までの流れは以下のとおりである。

① 委員長報告:各委員会における質疑・議論の様子や採決の結果を委員長から報告がある。合わせて、委員長報告に対する質疑が行われる。

② 討 論 : ここで、委員会とは別に本会議場で新たに「討論」が行われる。(これが2つ目の討論である。)

③ 採 決 : 本会議場における最終議決であり、これがその議案の最終結論となる。

以上である。

つまり、この最終日の本会議では、全議員と市長以下当局関係者が出席して、上程議案一件々々について柏崎市議会の最終的な賛成・反対の結論を決することになる。

申し上げるまでもないことであるが、この最終議決によって市民生活に直結した議案が決定し、行政執行がなされるのであるから、各議員は極めて重要な使命を担っていることになる。繰り返しになるが、以上のように討論という仕事は議員に与えられた大きな責任のある仕事ということになる。

次回は、具体的な「議員討論の事例」見ながら、各議員の討論や議員行動に迫ってみたいと思う。